今年も盛大に開催!第62回静岡ホビーショーレポート!
ホビーの祭典、第62回静岡ホビーショーが5月11日〜12日に静岡市のツインメッセ静岡で盛大に開催されました。毎年恒例となっているこの展示会は、ラジコンだけでなく、プラモデルやフィギュア、鉄道模型、モデルガンなどあらゆるホビージャンルを集めたもので、毎年多くの来場者で賑わいます。
今回はそんな静岡ホビーショーに関して、空ものラジコンを中心に、気になる製品をピックアップして紹介していきたいと思います。多くの新製品が揃ったホビーショーをブースごとに一気にチェックしていきましょう。
①Futaba / O.S.ブース
Futaba(双葉電子工業)はグループ会社のO.S.Engines(小川精機)と一緒にブースを出展。新型プロポだけでなく、サーボのラインナップ拡充も進められており、見応えのある内容となっていました。
【26SZ】
Futabaのロングセラープロポ「18SZ」の後継となるプロポが発表されました。この「26SZ」は「32MZ」と「16IZ Super」の中間となるプロポで、コストパフォーマンスに優れ様々なフライトシーンに対応でき2.7インチサブディスプレイも備え使いやすさも抜群のプロポです。FASSTest26chモードに対応し、幅広い層のフライヤーが使えるプロポとして人気が出そうです。なお、ホビーショー時点では発売時期は未定となっていました。
【HPS-A704 / BLS-A600】
高性能サーボシリーズの拡充が進むFutabaですが、その中で「HPS-A704」はF3A飛行機用として開発されたハイエンドサーボになります。正確な操作が求められるF3Aにおいて、フライヤーの指示を忠実に、そして繊細に反映し、機体を思うがままに操ります。一方「BLS-A600」は飛行機用の小型ブラシレスサーボとなっており、S.BUS脳式を採用し美しく理想的なフライトを支えてくれます。小型なので機体のサイズも問わず、扱いやすさも考慮されている新サーボです。
【BLS-CM600】
こちらは1/12EPカー用、S.BUS方式USモード対応のブラシレスサーボです。URモード時はSRモードよりさらに高い駆動周波数に設定が可能で、F-4G使用時はS.BUSパラメータのストレッチャーおよびブーストが細かく設定可能です。
【S-C400 / S-C300】
右の「S-C400」は、URモード対応EPツーリング・バギー用S.BUS方式のロープロデジタルサーボ、左の「S-C300」は、同じくURモード対応電動カー用S.BUS方式ミドルクラスデジタルサーボです。ともにURモードとSRモード双方に対応しています。
【O.S.SPEED B2105】
O.S.SPEEDのオフロードレーシングエンジン「B21」シリーズの5代目が展示されました。この「B2105」は、タフなコンディションを走破するオフロード・レースシーンに対応した優れたパワーと抜群のドライブフィーリングを実現するために、前作からシリンダーライナーとクランクシャフトを変更。これによってさらにスムースな回転の上がり方を実現。さらに、アウターヘッドを軽量化し、ドライバビリティの向上に成功しています。
【TR03 EFRA2196コンプリートセット】
現行品であるTR02 (EFRA2165)の内部の形状を再度見直すことにより、中速域からの力強い特性を得ることに成功した新型サイレンサー「TR03(EFRA2196)」と、同時に発売されたマニホールド「MR04」のセットです。この組み合わせにより従来よりさらに性能アップを実現。いずれもO.S.SPEEDの流れを受け継いだ精悍なバフ仕上げ、レーザー加工が施されています。
【MAX-B21】
この「MAX-B21」は、1/8オフロードバギー/GTカー向けエンジンとなっており、初心者にも扱いやすく、幅広い層のドライビングに応えるものとなっており、さらにコストパフォーマンスにも優れたエンジンです。アウターヘッドは軽量穴加工を施し重量増を軽減、コーポレートカラーのブルーアルマイトに新規レーザー加工が採用されています。また、インナーヘッドの燃焼室形状の見直しを行い、燃焼効率が改善しピックアップが向上。さらに、アイドリング性能に優れており取扱が容易なエンジンとして誕生しています。
②ハイテックブース
小型飛行機やヘリ、ドローン、充電器などを所狭しと並べたハイテック。特に充電器やリポバッテリー、サーボには定評があり、多くのマニアが愛好しています。
【YUXIANG F09H】
実機「UH-60シーホーク」を非常にリアルに再現された電動ヘリで、細部までこだわった造りが高いスケール感を演出しています。パワーソースにはブラシレスモーターを採用し効率的かつパワフルな飛行を実現。また、応答性に優れたメタルデジタルサーボを採用し、正確な飛行を可能としています。2024年7月発売予定で送信機っ3セルバッテリーなどが付属して、予価で176,000円(税込)です。
【2in1ドローン】
重量わずか43gの超軽量ドローンで、上空を飛行させるもよし、地上すれすれをレースするもよしの2in1ドローンとなっています。360度フリップや自動での旋回飛行、選べる3つの速度など、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる小型ドローンになりそうです。2024年7月発売予定で、予価は6,300円とのことです。
【A505-J3】
ハイテックブースに小型ながらリアルな電動スケール機が参考出品されていました。この機体は翼長505mm、重量約70gのコンパクトな機体で、J3カブを模した小型電動機となっています。セット内容としては機体、送信機、バッテリー、USB充電器などが付いたフルセットになる予定で予価として13,460円(税込)が記載されていました。航空法規制対象外の機体で、手軽にスケール機を楽しむことができそうです。
【フライバーレス A206】
こちらは実機Bell206を模した小型の電動ヘリで、J3同様参考出品として展示されていました。機体名にもあるとおりフライバーレスの機体となっており、全長270mm、重量約70gと非常にコンパクトながら、なかなかのスケール感を醸し出しています。こちらも予価で17,490円(税込)で出品されていました。
③まとめ
今回は静岡ホビーショーの様子を、空ものラジコンの新製品を中心に紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?年々ラジコン関連のブースが減ってしまっており淋しいところですが、注目すべき新製品も多く、多くの来場者で盛り上がっていました。
ぜひ今回紹介した新製品たちの出来を、その手でチェックしてみてください!